骨格と展開

・最近趣味を始めた。料理である。
将来的に料理店を開こうなどとこれっぱかしも考えていないので、純然たる趣味と言える。
料理と言えば趣味の王様と言ってもいいジャンルであるが、僕の場合は結構限定的な趣味で、細かく言えば「自分のお昼ご飯を一食分だけ作って自分で食べる」という趣味である。私は「我炊我食ランチ」と命名している。
レパートリーは徐々に増えていってはいるが、今のところ炒飯とパスタ料理に限定して取り組んでいる。何故なら基本的なコンセプトはレパートリーを増やす事では無くて、自分の得意な料理を作る事だからだ。例えて言えば「オレの一番好きな炒飯はオレの作った炒飯だ!」と心の底から言えるようになりたいとか、「俺は料理が得意なのでは無くて炒飯が得意なんだ。」と言える様になりたい。そんな趣味だ。

 取り組み方としては、ある料理のレシピをYouTubeで探して片っ端から見る。その中からコレはと思うレシピを片っ端から試して、そこから自分なりのレシピに落とし込んで行く。要するに料理研究である。研究なので同じモチーフに何度も違うアプローチで取り組む事が重要になる。故にレパートリーを増やせない訳だ。ちなみに、同時進行で複数のメニューを研究する程のキャパシティは今はまだ持ち合わせていない。

 作る機会が訪れるのは休日か在宅勤務で家でお昼を食べる時、且つ妻が留守の時に限られる。だからさほど多くはないのだが、それでも週に一回か二回は機会がある。もう一年以上は続いているので6〜70回は作っているだろうか。
そこそこの機会を得て手際も少々良くなり、道具も調味料も増えてきた。幾つかの得意料理が出来た。実際ペペロンチーノなど自分で作ったものが一番好きだ。毎日でも食べたいと思う。

…とは言うものの、本当に毎日同じものを食べていたらやっぱり飽きてしまうだろう。しかしレパートリーは少なく、安易に増やすつもりも無い。となると此処から先はアレンジが必要となる。アーリオオーリオ・エ・ペペロンチーノなら具材は基本的にニンニクと唐辛子だけど、そこに何やら具材を加える事で「〇〇のペペロンチーノ」と言うアレンジ料理になる。加える具材に寄って調味料の選択や手順を変える研究のアクセントにもなる。コレだ!コレで行こう。

と言う事で、研究中のメニューの基本となるレシピを『骨格レシピ』。それをベースにアレンジを加えたメニューを『展開レシピ』と呼ぶ事にした。
よし、この線で研究を進めよう。