leather works

香港の財宝の在処を示す辰年の革製ワッペン

作品名: 香港の財宝の在処を示す龍のレザーワッペン

Dragon strap leather patch 

製作年度: 2023/12

素材:レザー:ヌメ革、ピン/型押し、染色

Dragon lether patch 大鼬鼠拳銃郎
Dragon lether patch 大鼬鼠拳銃郎

◉2024年、明けましてお目出とう御座います。

 

毎年の賀状としてその年の干支をモチーフにして日用品と掛け合わせた一点物の作品を作っていますが、今年で10作品目。だいぶ終わりが見えて来ました。ふぅ。

 

年賀状を送った方の何人かから、今回の作品名『香港の財宝の在処を示す龍のレザーワッペン』の意味を尋ねられました。

実はこの龍の背中の赤い背びれは香港の地図を見ると、ある川と重なります。その時の龍の目に当たる部分には⁉︎…おっとこの話はここ迄だ!

 

…これは今から10年くらい前に僕が美術を担当した少年探偵が活躍するドラマの中でのお話しで、その中に登場する龍の石碑の図案なのです。

今年のモチーフは辰年ですから「龍」。この題材は何を作るかアイデアが湧き過ぎて困るくらいなんですが、このドラマのために作った龍を採用したって訳で御座います。財宝っておめでたいでしょう。

 

実は、今年の裏テーマは『新技術の習得』でした。

作品としては小さなワッペンですし、何の機能も持っていません。でも、その制作工程では新しい機材やアプリを幾つも導入しています。チャレンジがしたかったんです。

 

機材としては、

3Dプリンタ、レーザー加工機、固定式ヒートガン、製本プレス機を導入しました。

技法としては、塗り分け染色も初導入です。

アプリケーションも統合3Dアプリケーションのblenderを初めて触りました。もちろん、3Dプリント用のスライサーソフトなんかも。

更には、動画のカラーグレーディングにもチャレンジしたくて、カメラを新調して、DaVinci Resolve18も勉強しました。

 

まだまだ全然習得出来てなくて、作品も動画も出来栄えには全く満足していません。いませんが、この挑戦がきっとこれからの作品制作の中で宝になってくれると思います。

なんと言っても、財宝の在処を示す龍ですから。

 

さあ、2024年はアートの時間です!

そして、巳年につづく…。