leather works

クワガタ捕まえた

作品名: A5サイズノートカバー
Stag beetle
製作年度: 2018/10
素材:イタリアンレザー: アバルト
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎

◉妻と横浜の元町をブラブラしていて文房具の「伊東屋」さんに立ち寄った時のこと。

 

時期的に10月始まりの手帳が店頭に並んでおり、妻は「もうそんな時期ね、新しいのを買わなくちゃ」と物色をはじめました。妻はここ数年“Rollbarn”を愛用していたので、私はてっきり2019と書かれたゴールドの表紙の“Rollbarn”を手に取るものだと思っていたのですが、予想はあっさりと裏切られ、候補に上がったのは“KOKUYO”社製の巻頭に一年分の一ヶ月カレンダーがついたA5サイズの普通のノートでありました。

妻曰く「薄くて良さそう。だけど、ちょっと安っぽいかな?」との事。

私のリアクションは如何なものかと言えば…、「だったら簡単な革カバーを作ってあげるよ。」となります。当然ですね。

「ありがとう。じゃあ、これしようかな。」と妻。これも至極当然の流れです。定石とはこう言う事を言うのでしょう。

勿論、作るからにはそこらで見たことのある、ありきたりな物を作るつもりは毛頭有りません。簡単でも良い、キラリと光るアイデアが欲しい。

かくして、A5ノートカバーのデザインの時間が始まったのでした。


クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎

●今回の発想はカラフルな革のボタンが先行。サイボーグ009の制服みたいなのが先ず頭に浮かんで、そこに革紐とかゴムなんかが巻き付いていたら、筆箱とか括り付けられて便利かなと…思い付きました。

クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎

●何も括っていない時にも、本体の表紙に何かが居れば、囚われているみたいで面白いかも。でも、一体何が良いか…。


クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎

  ●一方で、太い糸で縫ったステッチって昆虫の足の一部に似てるなぁと、前から思っていたアイデアがあって、それがくっ付いて“昆虫”が先ず決定。そこからどんな“昆虫”が良いかと思案して、クワガタとなったのでした。

クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎

●やっぱり昆虫採取の王様と言えば、クワガタかカブトムシですよねー。貴方はどっち派?

僕は……カブ…勿論クワガタ虫です!

写真はボタンの配色を検討中の場面。

クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎

●赤いカバーは初めから決めていました。直前に浅草のフジトウさんの店頭で買った「アバルト」と言うイタリアンレザーを使いたかったんです。しっとりした手触りの素敵な革でした。


クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎

サイドに張り出したペンホルダー。これ、中々に使いやすいです。同じ革で栞も付けました。ペンの上に見えるオレンジ色の裏側のゴムを…

クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎

●…クイッと引っ張って表面のボタンに引っ掛けて留める方式です。つまみやすい様に金属製のチャームを付けています。


クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎

「今回はカンタンなモノで。」と始めたのだけど、結局は中々手のかかる物になりました。


クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎
クワガタ掴まえた 大鼬鼠拳銃郎