サラダサーバー製作記

◉愛と勇気の狭間には美味しいものが必要だ!という事で作った、2019年の年賀作品『亥年のサラダサーバー』の製作記です。 

●まずは材料の調達。今回は木彫なのでそれなりに硬くて彫りやすい木が必要でした。少量で良いけど木目や色味を実際に見て選びたかったので、確か銘木の端材を扱っていた東急ハンズ渋谷店に会社帰りに寄り道。イメージよりは種類は少なかったけど、二本の材料をゲット。この時点でレースウッドの杢に一目惚れでした。


●材料のサイズにデザインを合わせながらの型紙を製作。一本のレースウッド端材から2セット分取れそうです。これで一回はやり直しができる。この安心感が大切。精神衛生上。


●型紙を材料に貼り付けて、そのままバンドソーで切り出します。一面切ってから90度横に倒して2回目を切りますが、平らな面が一面無くなる事を考慮しないと…、後で痛い目を見ます。


●その後、細かい所は糸鋸盤で切り抜きます。粗方の形が切り出せた後は、いよいよ彫りに入って行きますよー。先ずは小刀で大きく面を取っていきますが、いやー凄く彫りやすい!やっぱりいい木は違うわ、硬い広葉樹は扱いやすい!ささくれずに粘る!楽しくていつまででも掘ってられる感じ。小刀とノミと彫刻刀を使い分けながら掘り進めます。 


●彫ったら磨きます。柄の部分はツルツルで、先の部分は民芸調に若干ナイフ跡を残した感じにしようと思います。80番から400番までペーパーをかけて、一度水拭きしてからもう一度400番でフィニッシュです。 

●さて、仕上げはクルミオイル。たっぷり塗って染み込ませて、拭き取って、を2回。でいいかな。オイルを塗った時に濡れ色に変わる瞬間が大好きです。艶って偉大だね。


完成

●スタンドはブラックウォールナットの端材に穴を開けてから切り出して、面取り。

完成。サラダを取り分けるのが楽しみになりました。