馬足テーブル
製作年度: 2022/4
素材:檜、ラワン、集成材、牛床革、蜜蝋ワックス
◉娘が一人暮らしを始めるので、何か作って欲しい物はないかと聞いたところ、ぺけ台のテーブルと返ってきた。リクエストとして、天板のサイズと共に、座った時に足が入ると嬉しいとの事なので、どうやら作業台兼デスクのイメージらしい。
拙作の「かっこいいペケ台」のページは何故か他の作品よりもアクセス数が多い。もしかしたら世の中の方はペケ台に興味のある方が多いのかも知れない。ならば、ペケ台の決定版とも言える「もっとかっこいいペケ台」を作ってみようか!と思ってデザインに取り掛かったのだが…。待てよ。ペケ台だと足が入らないじゃん!
という訳で、ペケ台はやめて「かっこいいウマ足テーブル」にする事にしました。ただ、ウマ足テーブルだと、既に家具屋さんから良い材料を使った“高級感の有る”“かっこいい”のが結構世に出ているので…、大鼬鼠流は“ナチュラル”で“作業台感”が有って、“使い勝手の良い”方向を目指して見ましょう。
さて、デザインの時間です。
●手作りの「道具」感を出したかったので、仕上げは塗装や染色はせず、蜜蝋ワックスのみ。天板はあえて全く仕上げず、18mmの集成材の面取りをしただけとしました。アトリエの什器って必要に迫られて機能を絞って作った感じが良いですよね。削ぎ落とされたシンプルな什器は、削れたり汚れたりして味が出る物です。
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