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やる気があるのか、この社名

「合同会社猫と休日社」全く働く気がないような社名であるが、やる気はある。

 

昨年9月、16年間お世話になった公立の図書館を辞めて、10月「合同会社猫と休日社」を設立した。仕事に不満があったわけではなく、一つには昔制作で関わっていた東京サンシャインボーイズが30年ぶりに行う復活公演に、本腰を入れて取り組むための選択だった。劇団としてもう実態のない東京サンシャインボーイズの拠点となる、まずは代表社員自分だけの一人会社の誕生だ。会社では、劇団制作業務、大竹潤一郎のステージワークやデザインのマネジメントから、いずれは大鼬鼠拳銃郎商店でアート作品を取り扱っていく予定だ。

「大鼬鼠拳銃郎」は「オオイタチケンジュウロウ」と読む。漢字が難しすぎてよくわからないし、絶対に書けない(書くのが疲れる)ので、アーティストネームとしていかがなものかという気もするが、考えてみると彼にはぴったりだ。

 

会社設立にあたり、『合同会社設立・登記・運営がまるごとわかる本』(日本法令)第2版が大いに参考になった。また会社設立クラウドサービスを使って書類作成から申請までをとてもスムーズに行うことができた。少しずつ資金調達や地道な下準備は行なってきていたものの、登記申請から許可までが3日間とあまりの速さで何かの間違いなんじゃないかと思った。

 

「猫と休日社」という社名は、猫と過ごす休日のようにのんびり気の向くままに働きたいという希望を込めている。しかしながらそうは問屋がおろさない。