◉大工さん達が現場で使う組立式簡易作業台の事をその脚の形状から「ペケ台」といいます。合板二枚をバッテンに組んだ二つの脚の上に、サブロクの合板を乗せただけの簡単な作業台です。普通は建築現場とかで使うものですが僕のアトリエはとても小さいので、ちょっと大きな材料を扱う時は庭での作業となります。そんな時に「ペケ台」が登場するのです。本来、大工さんが余った材料でチョチョイと作ってしまうようなモノなのですが、せっかく作るならチョットだけ手をかけて良い仕上げにしたら気分も良く作業がはかどるだろうという事で、アール・ヌーヴォー調の曲線でデザインして見ました。クロスをかけてBBQパーティのテーブルとしても使いたかったので高さは670mm設定にしています。普段はアトリエの欄間に引っ掛けてコンパクトに収納しております。